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ソーラーパネル板の固定に使用される結束バンドの概要

2000年初頭から事業所や学校・官公庁をはじめ、一般家庭でも太陽光ソーラーパネルの設置が普及しています。

これは日本政府が打ち出した「再生可能エネルギー推進事業」の影響であり、再生可能エネルギーを生み出す装置を新たに設けた際は最大で60%の補助金を支給されます。今後国内では温室効果ガスの排出量を15%までに抑制する目標を掲げており、これからもソーラーパネルの設置率は高まっていく見通しです。このソーラーパネル板を土台に固定する際に使用されているものが結束バンドです。結束バンドというと塩化ビニール製の細いバンドをイメージなさる方が多いでしょうが、ソーラーパネル板に用いられるものはステンレス製の耐久・耐候性に長けているもので、「ランページバンド」という呼称で呼ばれています。

「ランページバンド」の特徴は何度でも付け外しが可能で、ナットでしっかりと固定ができるという点です。通常の結束バンドの場合、バンドの裏側に備わっている凹凸が噛み合うと一定方向にしか動かせなくなります。それ故にバンドが緩むことがなく、配線等を長期間束ねられるという訳です。しかしソーラーパネル板の場合、定期的なメンテナンスを必要とするため、固定したままでは都合が悪いものです。「ランページバンド」だとナットを緩めることでいつでも結束バンドを取り外すことができて、再び固定もおこなえます。パネルの固定だけでなく建設現場の足場の設置時にも使用され、さまざまな現場で活躍しているバンドです。

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