細長いものを束ねておく時は、輪ゴムやひもなどがよく使われていますが、どちらも耐久性があるとは言えないので、時間が経つと切れたりゆるんだりしてきます。
長期にわたって使用したい時は、結束バンドが便利です。結束バンドは、ナイロンなどの樹脂でできたバンドです。電気の配線工事などの際によく使われるもので、ケーブルを束ねて締め上げると、ヘッド部分のツメが本体の突起に引っかかって元に戻らなくなります。文房具店などでも簡単に手に入るので、家庭でもテレビやビデオデッキのケーブルをすっきりとまとめておきたい時などに使うと便利です。
家庭内と言えば、キッチンでも結束バンドは活躍します。予備の菜箸やお玉など、キッチンには細長い調理用品がたくさんありますが、これらを一か所にまとめておき、バラバラにならないようにしたい時は結束バンドが重宝します。また、ハンドメイドで収納グッズを作る時にも使えます。たとえばキッチンの壁にワイヤーネットを張り、そこにフックを取り付ければ、フライ返しやトング、計量スプーンなどを引っかけておく収納グッズができ上がります。
このワイヤーネットを張る時にまず突っ張り棒を渡し、そこから結束バンドで吊り下げるようにすれば、釘を打ったりガムテープを貼ったりする必要がありません。壁に穴を開けたりすることができない賃貸住宅などでも、手軽にリフォームを楽しむことができるうえ、キッチンの機能性も高まります。
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